愛しい大輔さま。どっぷりな毎日。

2013.8.18 interFM「TERAOKA MUSIC」~その2~

DJさん:「はい、続きまして、ニューソウル特集、ご紹介しますのは、マーヴィン・ゲイですね。 アメリカ、ワシントンD.C.出身のソウルシンガーで、モータウンからデビューし、社会問題を取り上げた歌詞を歌い、の黒人歌手に多大な影響を与えました。 えー、このマーヴィン・ゲイの魅力をお願いしたいんですが」


森さん:「はい。これは、ですね、スティーヴィー・ワンダーとは、方向性が違う豊かさみたいなものを音から、感じるんですけど。僕は、結構、大人になってから、魅力を、わかり始めた気がします。 あの、自分だと高校生とか大学生の頃から、その、いわゆる古いソウルとか、くくりで、いろんな音源を聴いてたんですけど、そんときに、マーヴィン・ゲイのアルバムを聴いたときの 「んー、んー、まあ、なるほど、こんな感じか。」その程度だったんですけど、で、デビューして20代後半ぐらいになってから、あのー、アルバムを聴きなおしたりすると、 あ、なんて、こう、なんて、愛に溢れたアルバムなんだろうって、ずっとアルバムに一貫して漂っている空気だとか、歌い方だとか、 そういう魅力に大人になってから気づいたという感じで。」


DJさん:「なるほど、ちなみに今日、選んで頂いたのは、『Mercy Mercy Me』という"What's Going On" っていうね、名盤に入ってる曲ですが、この曲のセレクト理由っていうのは?」


森さん:「この曲はですね、それこそ、あの、"What's Going On" というアルバムが、すごいコンセプショナルなアルバムで、全体の曲が同じグループで構成されているようなアルバムなんで、 若いときは、それが、ある、退屈だった部分もあったんですけど、『Mercy Mercy Me』だけは、そん中で、最初から、「あ、すごく素敵な曲だ!」っていう。ずっと好きな曲です。」


DJさん:「この、じゃ、マーヴィン・ゲイの曲を聴いてみましょう。マーヴィン・ゲイで、『Mercy Mercy Me』。」



――曲が掛かり終わる


森さん:「夕方、合いますね、この時間帯に」


DJさん:「合いますねぇ。」


森さん:「どんな時間帯にも、まとまっていきそうな予感が。」


DJさん:「続きましてですね、ミニー・リパートンに行きたいと思います。シカゴ出身の70年代を代表する女性シンガーで、5オクターヴ半あるという広い声域で歌う『Lovin' You』が大ヒット。 31歳で亡くなるまで、人々を魅了し続けました。えー、森さん、ミニー・リパートンをセレクトした理由を教えていただけますでしょうか。」


森さん:「えーと、この、ミニー・リパートン、僕、あんまり女性ボーカルの曲っていうのを、割合的に、そんな聴かないんですけど、なんか、あの、 女性ボーカルは、結構、ガツガツした感じとか、ドロドロしたのを歌ってる女性ボーカルっていうのが、ちょっと、あの、苦手というか、 そん中で、ミニー・リパートンは、すごく爽やかな感じで、あの常に歌ってますし、曲が良いんですよね、やっぱり、スティーヴィー・ワンダーが書いた曲が、たくさんあったりとか。 なんか、自分の魅力が、すごく、わかってるというか、それが、活かされている曲が多いので、なんか、聴いてますね、えへへへ(笑)。 特に理由っていうと、詳しく説明できないんですけど、すいません。」


DJさん:「まあ、あの、一曲めにあったスティーヴィー・ワンダーがプロデュースした1971年のアルバム"PERFECT ANGEL" の中から選んで頂きましたけれども。 では、その曲を聴いてみましょうかね。ミニー・リパートンで『PERFECT ANGEL』」



――曲が掛かり終わる


DJさん:「ミニー・リパートンで『PERFECT ANGEL』でした。まあ、今日の特集・・・テーマが、ニューソウルなんですが、ま、ニューソウルというよりも、なんていうんですかね、 この、聴いてて、どの曲も、ほんとに幸せになれますよね。」


森さん:「そうですよね。」


DJさん:「こう、良い時代だなって。」


森さん:「そうですね、時代を反映するような。」


DJさん:「僕らの自体が、リアルタイムじゃないんだけども、やっぱり、こう、そういうの普遍的なものが、ありますよね。じーんとこう幸せになるような。」


森さん:「あと、僕、言い忘れたんですけど、やっぱり、コーラスワークの、あの、妙っていうのが、この人を、聴いてると、いつも、感じてます。」


DJさん:「ほぅー。なるほどね。そういう部分も、もしかしたら、スティーヴィー・ワンダーが全部、そういう・・・」


森さん:「時代的にも、多重録音が、結構、自由に出来るようになった、▲○★を、それを駆使した初期の頃かもしれないですね。」


DJさん:「あるかもしれないですね。えー、続いて、ご紹介して頂くのが、ダニー・ハザウェイですね。シカゴ生まれのソウルシンガーで、聖歌隊で、歌を学び、大学で作曲を専攻して、 カーティス・メイフィールドらの下で修行した後、アトランティック・レコードからデビューした、ニューソウルの、ある意味、代表するシンガーの一人ですけども。森さん、ダニー・ハザウェイ の魅力は、どういう所でしょうか。」


森さん:「あの、一番、今日、紹介する人の中では、一応、アカデミックな感じのする人だと思うんですけど、そうでありながら、こう、歌声は、繊細というよりも、こう、パワフルで、うわっていう太い声で歌ってる 感じが、あの、曲も好きだし、声も好きだし、っていう感じで。あの、僕、曲作るときに、結構、複雑なコード進行の曲っていうのを、あの、作ったりするのを楽しくて、やったりするんですけど、 そういう、なんていうんでしょう、ヒントというか、ダニー・ハザウェイの曲も、すごく展開は、複雑なんだけれども、全体として聴いていると、すごい心地良いっていう作りをしてて、 そこが、結構、好きだったりしますね。」


DJさん:「なんか、その、たぶん僕らが、彼を知ったのは、もう、彼が亡くなった後と思うんですけど、恐らくなんですけど、死後、どんどん、どんどん、評価が上がっていった人なんじゃないかな。 当時の、爆発的には、売れてなくて、こう、振り返ったときに、ものすごく、こう、ニューソウルの中で、すごい事をやってた人なんだ!なんじゃないかなっていうような。 特に、"Live" というね、アルバムで名盤がありますけども、あのアルバムは、亡くなった後に、金字塔のように語られてますけど、決して音が良いわけでもないし。 」


森さん:「そうですよね。」


DJさん:「でも、必ずこのアルバムは、出るっていうよね。」


森さん:「ライブ盤といえばっていう。」


DJさん:「そういう意味では、ちょっと職人気質な所もあるのかもしれませんが。ほんとに、その、ニューソウルといえば、この方という程、なくてはならない存在だと思いますけども。 今日はですね、『Someday We'll All Be Free』を選んで頂きましたけども、1973年のアルバム、"Extension of a Man"に収録された曲ですけども。この曲が好きな理由は、どういう所ですか?」


森さん:「この曲は、あのう、なんか聴いた時に、高校生の時だったと思いますけど、ダニー・ハザウェイの曲としては、初めて聴いたんですけど、なんか衝撃を受けまして。なんか世界観の広さというか 、なんていうんでしょうね、すごく大きな世界があるうちの、一部だけを聴かせてるんであって、この曲の後ろには、すごく、いろいろな複雑な事があるんですよ、広がっているものがあるんですよ、 っていうのを、なんとなく音から感じた気がしまして。」


DJさん:「すごい。それ、高校生の時に聴くっていうのが、すごいですよね。」


森さん:「そんときに、結構、それこそニューソウルに近いようなアーティストの曲を勧めてくれる友達が一人だけいまして。」


DJさん:「あ~あ、いますよね、一人ね、一人いるんですよね(笑)。ビートルズ好きとね、ブルース・リー好きね。」


森さん:「大変!みんな集めてる(笑)。(と、聞こえます)」


DJさん:「そういう人って、意外と音楽の仕事、してないでしょ?」


森さん:「してないですね。」


DJさん:「そうなんですよ。僕にビートルズ教えてくれた友達もやってないですもんね。」


森さん:「その子が勧めてくれて、聴くようになって。"Live"前より、先に、こっち("Extension of a Man")を、聴いたんですけども。」


DJさん:「ちなみに、お名前は、何君ですか?」


森さん:「女の子なんです、ええ。アヤ子ちゃんです。」


DJさん:「アヤ子ちゃんは、もうね、感謝しなきゃいけないですよね、有難うございます。」


森さん:「出会わせてくれて、ありがとう。」


DJさん:「じゃ、高校生で、ダニー・ハザウェイ好きの女の子がいたって事ですよね?」


森さん:「いました!」


DJさん:「すごいなぁ・・・。」


森さん:「渋すぎますよね(笑)」


DJさん:「渋いっすねー!・・・はい。じゃあですね、ニューソウルを代表するダニー・ハザウェイの曲を聴いて頂きたいと思います。」



――曲が掛かり終わる
DJさん:「『Someday We'll All Be Free』でした。」


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